Tableauにおけるデータの縦持ち、横持ちの話
あけましておめでとうございます。
新年1回目の投稿です。
今年1回目のMake Over Mondayがデータが出ていたので、Vizを作成してみました。完成したVizはそこまで特殊なものではないですが、データを事前に加工する必要などがあったため、エクセルでのデータ加工と絡めて、データの縦持ち、横持ちの話をしようと思います。
まずダウンロードした時点でのデータ構造は下図の通りでした。
見ての通り、データが横持ちになっています。
横持ちとは、CO2やCH4などの列が横に並んでいる状態です。
この状態でもVizを作成できるので、まずはデータの傾向などを把握するために、一旦Tableauにデータを入れて確認してみます。
データの特徴は以下の通りです。
①全体的に増加傾向である
②CO2が大きく、半分以上の割合がありそうである
③数値が小さいメジャーが複数あり、変化がほとんど分からない
以上の特徴を踏まえて、分かりやすくするためには、全体に占める各メジャーの割合を示すことが必要だと感じました。Tableauではツリーマップや積み上げ棒グラフを簡単に実装できるが、それはデータが縦持ちであることが前提となっている。そこで、エクセルのPowerQueryを利用して、データを横持ちから縦持ちに変換することを検討しました。
ここからはエクセルでの操作です。
1.エクセルのシートからテーブルを作成する
「データ > テーブルまたは範囲から」の順番に選択する
2.確認画面が出てくるのでOKをクリック
3.縦持ちに変換したい列を全て選択する
今回は、Year以外のすべての列を選択しました。
4.「変換 > 列のピボット解除」を選択する
5.「ホーム > 閉じて読み込む」を選択
6.以上の操作で、テーブル1というシートが作成されます。
上記の縦持ちのデータを使って無事にツリーマップを作成することができました。
ツリーマップの作製自体は特にテクニックなども使用していないので説明は省略します。業務であれば、エクセルではなくTableau Prepを使えるのですが、MOMは業務外で自身の訓練として実施しているので、何か変換することがあれば、PowerQueryを使う必要があります。実際、縦横変換以外にもいろんな用途として使えるとのことなので、もう少し勉強しても良いとも考えているので、時間ができたら触ってみようと思います。
なお、最終的なダッシュボードはことらです。